ひろい国土に関係しているのだろうが、とくに砂漠では様ざまな人間に出会う。


新油田を発見するために大陸のすみずみまでセスナ機で飛びまわる男たち。


ランドローバー(英国製の四輪駆動車)を駆って、鉱山の開発に従事するものなど、オーストラリアの職業の種類の豊富さは日本の比ではない。


アメリカの西部開拓時代さながらに馬にのって牛や羊を追うカウボーイたちに出会うと、オーストラリアは、みかけよりはるかに粗暴な男たちの支配する大陸であることがわかる。


乗用車でキャンピングカーをひき、あそこに一か月、ここに半年と、気に入った土地に住みついたり、旅行したりして老後を楽しんでいる人たちも多い。


オーストラリア人ほど旅好きの人間もすくない。


人口は日本のたった10分の1だが、世界じゅうどこへいってもバックパックを背にしたオーストラリア人の姿をみかける。


彼らも日本人同様、南半球のオーストラリア大陸という孤島に住んでいるので、ことさら外国にたいするあこがれが強いのでしょう。


オーストラリアのなかでも、東部のシドニーやメルボルンといった大都会に滞在した人なら、その生活ぶりは東京や大阪のそれと、さほど差はないと感じる。


道路の幅や家のつくりがゆったりし、すべてが大きいという点をのぞけばの話だが・・・。


しかし、広大なアウトバック(内陸部の砂漠地帯)をみずして、オーストラリアを語ることはできない。


旅行者にこれみよがしに並べてある税関など、世界ひろしといえどもここしかない。


"こういうことは断じてまかりならぬ"という警告ならば、これは一種の親切です。


旅行者にとってクロマイなどの抗生物質、風邪薬、胃腸薬などは必需品だ。


日本人はよく粉薬や丸薬をもっていく。


われわれにとってみればなんでもないものです。


ところが外国の税関では、粉薬を麻薬に、正露丸などをハシシに間違われることがあるのだ。


なるほどこげ茶の正露丸は、みた目にもハシシにそっくりです。


運悪く疑られ、数日間留置されたものもいる。


すぐ説明ができるように、事前に注意したほうがいいでしょう。



イランからアフガニスタンへの国境をぬける税関の建物のなかで、驚くべきものをみた。


ガラスケースの陳列台のなかには、裂かれた古タイヤ、切断された自動車の部品、底を割った靴、二重底のカバン、スーツケースなどがズラリ。


小物では、歯磨きのチューブ、フィルムから縫いこみのある衣類、ブラジャーまです。


すべて麻薬をこれに隠して運ぼうとして摘発されたものだ。


よくまあ隠し場所がこれだけたくさんあるものだと思うが、摘発する税関吏もさすがプロ、よくぞみつけるものだ。


『スター・ウォーズエピソードⅢ/シスの復讐』


今回、ダース・ベイダーの誕生秘話が明かされたわけだが、その過程たるやなんとも切なく、「しょせんは旧三部作で提示された謎の答合わせ」とタカを括っていたファンは不意打ちの涙を搾り取られた。


組織の軋礫、家庭の問題、些細な打算ごく当たり前の人間であったがために、あのような姿になったベイダーの顛末は、三十代も半ばを越えた我々世代の胸にこそ重く響く。


幼少期には悪の権化と仰ぎ見ていたベイダーを、等身大の鏡像と捉えられるようになってしまった我が身の変化・・・。


そう、『スター・ウォーズ』は、まさに我々世代のために作られた映画であり、神話だった。


試写会場で共有していたのは、あの黒い仮面であったのかもしれない。


『スター・ウォーズエピソードⅢ/シスの復讐』


『007』のように俳優を替えて継続する手もあるが、『機動戦士ガンダム』しかり、年代記的に綴られるサーガでは劇中の時間を留め置くことはできない。


典型的なサーガである『スター・ウォーズ』が、メインのキャラクターを一新しつつも旧世代のファンをひきつけてやまないのは、人間でないがゆえに六部作の時問軸を縦貫できるキャラクターを多数擁していたせいもあるだろう。


黒ずくめの仮面キャラ、ダース・ベイダーもそのひとり。


『スター・ウォーズエピソードⅢ/シスの復讐』


もはや共通言語なんてもんじゃない、共有感情とでも言うべきなにかが成立していて、そこでは多分、誰もが初めて『スター・ウォーズ』を観た時の年齢に戻ってしまうのかもしれない。


戦闘機のエンジン音、ビームの発射音、ドロイドたちの声。


第一作目の時から変わらない効果音と、最新VFXでアップデートされたおなじみのキャラクターたちが、往時の「ときめき」をもアップデートしてくれる感覚と言うか。


実はそこが『スター・ウォーズ』の強みで、脇を固めるキャラクターの大半がいわゆるクリーチャーであるために、基本的に歳を取るということがない(ヨーダの毛量が若干違ってたりはしたが)。


これが同じ長寿シリーズの『スター・トレック』になると、俳優とともにキャラクターも歳を取らざるを得ず、世代交代と銘打ってキャラクターを一新した後は、世界観のみを引き継いでシリーズを継続することになる。



『スター・ウォーズエピソードⅢ/シスの復讐』


早朝試写会で本作を観たのは、5月下旬のこと。


公開直前の『戦国自衛隊1549』はまだしも、七月公開の『亡国のイージス』には最大の仮想敵だったので、戦々恐々とした気分が半分で会場に出かけたものだった無論、残りの半分は鼻血が出るくらい「早く観てえっ!」だったんだけど。


それこそ激務の最中、徹夜明けで向かった六本木ヒルズの会場は、三十年こしのファンの熱気でムンムン。


あのテーマ曲とともにメインタイトルが現れると拍手、R2-D2が敵ドロイドを火ダルマにすると爆笑、『2』をしのぐ無敵剣士ぶりを見せたヨーダが活躍するたびに喝采といった具合で、感覚としては土曜の午後に友達の家に集まってビデオを観てる感じに近い。


仕事も年齢もバラバラ、それまで会ったこともない数百人の大きなオトモダチとともに、だ。


『スター・ウォーズエピソードⅢ/シスの復讐』


帰ってまいりました!原作映画プロモーションのため、一年にわたって私的専有されてきたテアトル東向島アカデミi賞、ついに平常運転再開であります。


いやー、長かった。


読者の皆様&関係各位には、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。


お陰様で三本とも興収二十億超のヒットになり、DVDも好セールスを記録することができました。


多謝!で、一年ぶりに紹介する縁もゆかりもない他人様の映画は、やっぱりこれ。


『スター・ウォーズ』サーガ、約三十年こしの完結篇。


こちらも本当に長かった。


いまはなき銀座のテアトル東京で、ハナたらしながら見上げたダース・ベイダー。


よもや二十一世紀まで彼とつきあうことになるとは、誰が想像できたであろう。


しかもその仮面の下の働実に涙腺を刺激され、三十ヅラ下げて再びハナたらす羽目になるとは・・・。


友人は、車の中に入り、ハンドルを握ると、それまでとは打って変わって大声になります。


ふだんはどちらかというとあまり感情的にならないほうなのだが、運転している最中に前の車が急に右折でもしようものなら、「どあほっ!」などと怒鳴ったりする。


そしてその後に、怒鳴った理由を説明するかのように、「あんなに急に曲がるんだもの、もう少しで追突しそうだったわよ。


もっと前からウインカーを出すべきよネ」と、こちらに同意を求めるようにつぶやくのだ。


もちろん、私以外の人が乗っているときはいわないし、二人で乗っていても私が運転しているときには静かなものです。


さて、車の中は密室です。


先のような言葉が出るのも、密室心理によって、車の外ではかたくなに閉じられている彼女の心が、ゆるんでしまったからでしょう。


そうしょっちゅう怒鳴られたら、ちょっとたまらないかもしれないけれど、基本的に私は、これは悪いことではないと思います。


いや、彼女の精神衛生上はいいことだと思います。


ま、でも合宿免許で取得中はこんなことは無かったのでしょうが^^;


は、車の中に入り、ハンドルを握ると、それまでとは打って変わって大声になります。


ふだんはどちらかというとあまり感情的にならないほうなのだが、運転している最中に前の車が急に右折でもしようものなら、「どあほっ!」などと怒鳴ったりする。


そしてその後に、怒鳴った理由を説明するかのように、「あんなに急に曲がるんだもの、もう少しで追突しそうだったわよ。


もっと前からウインカーを出すべきよネ」と、こちらに同意を求めるようにつぶやくのだ。


もちろん、私以外の人が乗っているときはいわないし、二人で乗っていても私が運転しているときには静かなものです。


さて、車の中は密室です。


先のような言葉が出るのも、密室心理によって、車の外ではかたくなに閉じられている彼女の心が、ゆるんでしまったからでしょう。


そうしょっちゅう怒鳴られたら、ちょっとたまらないかもしれないけれど、基本的に私は、これは悪いことではないと思います。


いや、彼女の精神衛生上はいいことだと思います。


ま、でも合宿免許で取得中はこんなことは無かったのでしょうが^^;


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